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合成ゴム大手のJSR、スイスの先進的な細胞株構築受託会社を買収

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東証1部上場で合成ゴム2強の一角、自動車タイヤ用が主力のJSR【4185】は、細胞株構築受託会社Selexis SA (以下、Selexis) の株式を100%取得すると発表した。

Selexisの買収は、JSRグループのライフサイエンス事業におけるバイオプロセス分野において、2015年のKBI Biopharma Inc. に次ぐ主要な買収となる。今後はKBIの事業運営にSelexisの機能を統合することで、バイオ医薬品の細胞株構築から培養・分析・開発・製造まで受託サービスの拡充を図っていく。

現在、バイオ医薬品製造工程の培養に使用される細胞株としてはCHO細胞*2が幅広く使われている。日々進化を続けるバイオ医薬品業界においては、薬の元となる新しいたんぱく質を安定的かつ効率的に生産できるようにする必要があるが、その開発過程で生じる様々な課題を解消することができずに、前臨床段階にとどまっているものも少なくない。

動物細胞株構築技術において世界でも先進的な企業であるSelexisが提供するSUREtechnology Platform™は、ほぼすべての組み換えタンパク質を安定的かつ効率的に培養できる細胞株を、短期間で構築することができる技術。この技術をKBIの分析・開発・製造プロセス開発技術と組み合わせることで、新薬開発期間の大幅な短縮が可能となり、製薬会社での開発コスト削減やさらには患者が有効な薬を利用しやすくなることにもつながる。

【Selexis SAについて】 Selexisは動物細胞株構築に先進的に取り組むスイスのライフサイエンス企業。世界各国に95のパートナーを持ち、およそ80の臨床用製品と2つの商業用製品を提供している。細胞株培養の技術を活かして世界中の研究者やバイオ医薬品企業の研究開発を後押ししている。

*1 細胞株:バイオ医薬品として使用される抗体や遺伝子組み換えタンパク質などを培養するために使われる細胞で、長期間にわたって増殖・培養できる状態に遺伝子改編等がなされているもの。

*2 CHO細胞:Chinese Hamster Ovary チャイニーズハムスターの卵巣9 の略。細胞培養株のひとつ。

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