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東レエンジニアリング、IoT社会に向け半導体検査装置メーカーを子会社化 

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東レグループ【3402】でプラントエンジニアリング事業などを手掛ける東レエンジニアリングは、半導体検査装置メーカーであるNGRの株式を取得し、子会社化したと発表した。

NGRは、2000年7月の設立以来、電子ビーム技術を用いた独自のコンセプトに基づいた半導体検査装置の開発に取り組んできた。近年、微細化・複雑化する最先端半導体デバイス製造において従来の手法では歩留まり管理が困難になり、新たな半導体検査装置が求められる中、NGRの検査技術は世界の最先端半導体メーカーに認められつつある。

東レエンジニアリングは、同社の技術・商品の将来性を評価し、2014年8月に出資を実施し、同社との戦略的連携関係を構築してきたが、今回の株式取得により、一体的な事業展開に取り組めることになる。東レエンジニアリングでも、半導体製造工程での各種検査装置をラインアップしており、信頼性・操作性、コストパフォーマンスなどで、生産ラインで高い評価を得てきており、その事業経験により得られたノウハウと、NGRの最先端技術を融合し、半導体検査装置分野での事業展開を加速していく。

東レエンジニアリングは、2020年度までの4年間を期間とする中期経営課題への取り組みを2017年4月1日にスタートした。そのフォーカスポイントは“「E&M Innovation」最適なソリューションを提供します”とし、東レエンジニアリンググループの重点分野を「IoT」、「LI」、「複合材料」、「検査」の4分野と定めた。今回の買収は、「IoT」社会で爆発的に需要が増すとされている半導体向けでの「検査」ソリューション提供につながるものと位置づけている。