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NTTデータ、米マークロジック社と資本業務提携 次世代データベースビジネス拡大へ

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NTT傘下のSI専業最大手NTTデータ【9613】は、MarkLogic Corporation(以下:マークロジック社)の株式を取得し、これまでの協業関係をさらに強化して、次世代データベースビジネスの拡大に向けた資本業務提携を行うと発表した。

NTTデータとマークロジック社は本提携を通じ、従来NTTデータが国内企業中心に提供していた「AI技術を含むさまざまな最新技術によるデータの活用」サービスの取り組みを拡充し、共同でグローバル市場開拓ビジネスプランを作成、NTTデータグループの主要グローバル商材として、次世代データベースビジネスの事業拡大を目指す。

近年、IoTやビッグデータに代表されるように、企業を取り巻くデータは爆発的に増えている。こうしたデータは、非常に大量ということに加え、多様な構造を持っていたり、あるいは決まった構造がなく(非構造データ)、かつその構造も変化しやすいという特徴を持っていることから、従来型のデータベースで取り扱うことが難しく、企業がデータを保有・分析・活用する際のハードルとなっているのが実情である。

一方で、各企業が既に保有している大量のデータについても、それぞれ個別に構造化されたデータベースに格納、最適化されているものの、全体を俯瞰できる状態にはなっていない「データのサイロ化」が課題となっている。

NTTデータでは、そういった”データの洪水”とも言える状況への有効な解決策として、次世代のデータベースシステムとされるマークロジック社のNoSQL注データベースMarkLogic®を活用し、これまでは主に国内の顧客向けに、非構造データをデジタル活用できるソリューションや、サイロ化したデータを統合的に管理するシステムを提供してきた。

今回、国内だけでなく海外の顧客からもビジネスの引き合いが多く、世界的にデータをインテリジェンスとして活用するニーズが旺盛であることから、マークロジック社との関係強化を図り、共同でグローバル規模での事業拡大を目指すこととした。

既に、欧州、米国を始めとしたグローバル各地域において両社でビジネスプランを作成中であり、今後、共同プロモーション、顧客紹介等により、新しい技術の普及に努めるとともに、共同で市場開拓をしていく。
これらの取り組みを通じて、政府・公共系機関、金融、ヘルスケア、流通/製造といったエンタープライズ向けを始めとした世界中の顧客に、さまざまなデータ活用に関する課題解決の手段を提供し、顧客の価値創出を強力に支援することを、事業の柱の一つとしていくことを目的として今回の資本業務提携に至った。

◆マークロジック社について
10年以上にわたって、世界中の組織が革新的なインフォメーションアプリケーションにMarkLogicを使用。分断されたデータの世界的なエキスパートであるMarkLogicのオペレーショナル&トランザクショナルエンタープライズNoSQLデータベースプラットフォームを使って、データを統合し全体像(「360」)を把握する次世代アプリケーションが構築されている。シリコンバレーに本社があり、それ以外に米国、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアに事業所を有する。
NTTデータは、2012年にマークロジック社と販売代理店契約を締結し、MarkLogic®を活用した、社内外のデータをデジタルトランスフォーメーションするソリューション、あるいは情報系システム更改のデータ統合ソリューションといったさまざまなサービスを提供している。

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