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富士通、古河電工グループのIT企業を買収 共同運営通じ競争力強化へ

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電線御三家の一角である古河電気工業【5801】(以下、古河電工)とICTサービス、サーバーで国内首位の富士通【6072】は、情報システム業務において提携し、古河電工グループの古河インフォメーション・テクノロジー(以下、FITEC)の発行済株式の51%を富士通が古河電工から取得し、古河電工と富士通は、本年10月からFITECの共同運営を開始すると発表した。

古河電工は、今回の提携を通じて、古河電工グループの情報システム機能を担うFITECのIT人財育成を強化しながら、IoTやAIなどの最新IT技術を活用して、競争力のあるものづくりの実現を目指す。また、情報セキュリティ対策や基幹業務の効率化など、グループ経営を強化するITガバナンスへの取り組みを加速する。

富士通は、FITECの共同運営を通じて古河電工との関係強化を図り、古河電工のITシステムを統合的に支えていくと共に、古河電工のものづくり分野におけるITスキルや業務ノウハウを習得し、富士通の製造業向けソリューションのさらなる強化を推進。さらに、古河電工とのIoTやAIなどの先進的なデジタル技術を用いたイノベーションの共創を目指す。

FITECは、今回の提携により、これまで培ってきた古河電工グループ向けの業務ノウハウに加え、富士通から高度な技術力、ソリューション力を習得することで、古河電工グループをはじめ多くの顧客に対して情報システムサービスの品質向上と事業貢献の拡大を図っていく。

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