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アエリア、株式交換によりアリスマティック社を完全子会社化 コンテンツ事業拡充へ

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ITサービス及びコンテンツ事業のアエリア【3758】は、アエリアを株式交換完全親会社、アリスマティックを株式交換完全子会社とする株式交換により、アリスマティックを完全子会社化すると発表した。
株式の割当比率は、 アリスマティックの普通株式1株に対して、アエリアの株式153.062 株を割当て交付する。

アエリアグループは、コア事業と位置付けるITサービス事業について安定した収益基盤をもち、コンテンツ事業においても、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツの開発事業及び配信・運営事業を展開している。
アエリアグループが展開しているインターネット関連事業においては、スマートフォン・タブレット端末の普及に伴い、インターネット利用者数の増加やEC(電子商取引)市場の拡大等を背景として、引き続き成長を続けている。さらに、コンテンツサービスの多様化が市場規模を拡大しており、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツ市場においても継続的な成長を続けている。一方で、魅力的なコンテンツやアプリケーションを提供するため、サービス内容は複雑化・高度化する傾向にあるなど、開発費用や人件費等のコストが増加するだけでなく、企業間におけるユーザー獲得競争が一層激化しており、このような市場環境に対応するには、トレンドを捉え、ユーザー嗜好にマッチしたコンテンツ作りが求められている。

アリスマティックは、日本のotakuカルチャーを国内外に提供するマーケティングカンパニーとして、日本を中心に世界各国で女性向け恋愛シミュレーションゲームを展開。主に、「王子さまとイケない契約結婚」や「旦那さまが7人いる!?」等の人気タイトルがあり、ユーザー数は世界で1,000万人を突破している。 また、単一ゲームではなく、自社製ソフトと他社製ソフトで提供するハイブリット型ビジネスモデルをとっており、「アリスマイル」という多プラットフォーム同時展開が可能なシミュレーションゲームエンジンをコンテンツ型プラットフォームとして提供している。

スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツでの運営ノウハウ及び開発力を培ってきたアエリアグループと、女性向けコンテンツでの実績をもつアリスマティックが、コンテンツ共同開発並びにコンテンツの効率的なサービス運営をすることにより、アエリアグループのコンテンツ事業の基盤強化に大きく貢献することが期待できるとともに、アリスマティックにとっても両社の経営資源を共有することにより資金面での制約が緩和され、両社の更なる発展につながると判断し、今回の完全子会社化に至った。

今後、アエリアグループ及びアリスマティックは企画、開発、運営における資源の相互活用により、両社の強みを生かした新しいゲームの制作、成長が見込まれる海外市場や新しいゲームプラットフォームを見据えた事業展開を行うことで、さらなる成長の実現を目指していく。

アエリアは、株式交換により2015年6月にリベル・エンタテインメント、2015年10月にアスガルド、2015年12月にGESIを完全子会社化。リベル・エンタテインメントは、コンシューマーゲームでの開発実績をもち、自社のソーシャルゲーム「A3!(エースリー)」(Android/iOS)は配信11週目で300万ダウンロードを突破しており、現在も好調にダウンロード数を伸ばしている。アスガルドは、女性向けコンテンツ関連市場での実績をもち、女性向けドラマCDやボイスCDなどの販売が好調に推移しており、GESIについても、スマートフォン向けゲームの配信、運営事業を展開し、第2弾タイトルは事前登録から注目されている。アエリアは、リベル・エンタテインメント、アスガルド及びGESIに続くアリスマティックの子会社化に伴い、コンテンツ事業の更なる基盤強化、並びに事業拡大を目指していく。