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ユビキタス、IoT分野拡充へエーアイコーポレーションを約8億円で買収

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自社開発の組み込みソフトウェア開発のユビキタス【3858】は、組み込みソフトウェア開発のエーアイコーポレーション(以下「エーアイ社」)に対して、同社の発行済み株式の全てを取得し、完全子会社化すると発表した。

ユビキタスは、創業以来、自社開発の組込みソフトウェア製品をライセンス販売による収益獲得をビジネスモデルとしており、また、組込みソフトウェア製品との連携で、IoT向けソリューションを実現する、クラウドプラットフォームの展開を進めている。 昨今では、IoTの普及に伴い、組込み機器側で通信機能を搭載するニーズが非常に高まっており、機器や目的に応じて様々な通信規格の通信機能が搭載されてきている。また、通信機能付機器の普及とともに、セキュリティ機能搭載のニーズが高まっている。このように、IoTの普及により、様々な通信規格への対応、セキュリティ技術への対応など、ユビキタスの会社規模では、広範囲に自社開発製品 のみで展開することは効率的ではないと判断し、自社製品の付加価値を高めることができる他社製品のOEM提供も含めた製品ラインナップの拡充も行っている。

エーアイ社は、国内では数少ない国外の組込みソフトウェアベンダーの製品を取り扱う専門商社であり、Bluetooth、BIOS等の、ユビキタスが必要とする、現時点で保有していない製品を多く取り扱っており、そのため、製品ラインアップの拡充のみならず、ユビキタス製品との組み合わせによるソリューション販売展開が可能となると同時に、エーアイ社の販路を活用したユビキタス製品の拡販による収益拡大を見込んでいる。

ユビキタスは、2017年3月31日発表のとおり、IoTクラウドプラットフォーム事業をソーバルへ事業譲渡し、祖業である組込みソフトウェア事業に経営資源を集中、IoTのエッジデバイス向けソリューションに注力し、引き続き、IoT事業分野での成長を目指している。

今回の買収は、エーアイ社のグループ化実現により、エーアイ社の豊富な製品ラインアップを生かしたユビキタス製品とのコラボレーション製品の開発や、エーアイ社の海外パートナーとの関係、海外販路を積極的に利用することによる販売力強化によりユビキタスグループ全体の事業拡大並びに収益の安定化を目的としたもの。

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