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ユビキタス、サービス&ソリューション関連事業の譲渡についてソーバルと基本合意

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通信関連などのシステムソリューションを提供するユビキタス【3858】は、同社のコネクティビティ事業のうちサービス&ソリューション関連事業を、ソフトウエア・ハードウエアの設計開発等を行うソーバル【2186】に譲渡することで基本合意したと発表した。

ユビキタスは、これまでIoTの実現のためにセンサーデバイス等エッジデバイス側から収集したデータをクラウド側に伝送する技術に関する取引に加え、IoTプラットフォームや関連するクラウドサービスを自社サービスとして展開してきた。クラウド側の事業を成立させることで収益逓増型のビジネスを成立させ安定成長可能な経営を目指していたが、新規事業として開始した当初と異なり、昨今のIoTプラットフォームをめぐる競争環境は厳しさを増しており、当該事業の伸び悩みは、当期の通期業績の下方修正の原因の一つとなっていた。

加えて、ユビキタスの業績は4期連続営業損失の中、同社単体での早期黒字化のためには、抜本的な構造改革が不可避な状況にある。当該事業は、取引先との引き合い等から将来への期待感は捨てきれないものの、短期的な投資回収を具体的に見込むまでは至っておらず、ユビキタスの業績回復のためには、先行投資がかさむ当該事業の撤退による黒字化達成が必要と考えられた。

当該事業の譲渡先となるソーバルは、クラウド側に強いエンジニアも多数擁し、また、IoTに関心を持つ大手クライアントとの関係を有する等、当該事業の安定成長に適した環境を有していることから、今回の譲渡先として適していると判断したもの。