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オムロン子会社、米アライブコアと資本業務提携 28.7億円出資

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制御機器・FA(ファクトリーオートメーション)システム、電子部品などの製造を手掛けるオムロン【6645】は、子会社であるオムロンヘルスケアが米国を中心に心房細動の診断と治療の支援サービスを提供するAliveCor, Inc(以下、「AliveCor」)と資本・業務提携したと発表した。なお、今回の出資金額は、約28.7億円(2500万米ドル)。

合わせて、オムロンヘルスケアは、自社とAliveCorの持つ循環器事業領域での優れた商品、サービスを相互に活用し、「脳・心血管疾患イベントの発症ゼロ」実現に向けた取り組みを強化すべく、事業面での提携も進めていく。

オムロンヘルスケアは、血圧計を中心とする循環器事業を展開するリーディングカンパニーとして、「脳・心血管疾患の発症ゼロ」を事業ビジョンに掲げ、その実現に向けた技術、商品、サービスの開発を進めている。

今回資本・業務提携するAliveCorはモバイルおよびウェアラブル型の心電計と医師による患者の遠隔モニタリングプラッフォームを通じて心房細動(AF)の診断および治療支援サービスを行う先進企業。2012年に世界初となるFDA認証を取得したモバイル型心電計測ユニットの発売以来、様々な優れた商品、サービスを提供しており、2017年3月からは、専門医が患者の心電データを遠隔モニタリングし、診断・治療を行うための遠隔モニタリングプラットフォーム「Kardia Pro」を提供開始する。モバイル型やウェアラブル型の心電計から心房細動を診断する優れたアルゴリズムと全米で3万人におよぶ心疾患専門医と患者をダイレクトにつなぐ遠隔モニタリングプラットフォームまで心血管疾患イベントの発症を抑制するための一貫したシステムを医師に提供していく取り組みを強化している。
血圧データと密接にかかわる心電データを統合し、管理、分析を可能にすることで、脳・心血管疾患の発症リスク評価の精度を向上させることが可能になると判断し、心電計を中心とする循環器事業領域の先進企業であるAliveCorと資本業務提携を実施するに至ったもの。