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アイカ工業、三菱商事からタイの接着剤製造会社を買収

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メラミン化粧板ほか建材、プリント配線板を製造するアイカ工業【4206】は、100%子会社のアイカ・アジア・パシフィック・ホールディ ング社(以下「AAPH社」)を通じて、タイの接着剤・可塑剤製造販売会社であるThai Chemical Corporation Ltd(以下「TCC 社」)の60%の株式を三菱商事【8058】から取得すると発表した。

アイカ工業は、2017年3月期を最終年度とする中期4ヵ年計画において「海外事業・機能 材料事業の展開加速を通じた事業構造の変革」を経営戦略に掲げており、この戦略の下、2012年12月に買収したAAPH社の子会社を通じて建築用・産業用の接着剤・樹脂事業のより一層の拡大を図っている。

また、2015年9月には化学メーカーの昭和電工【4004】のフェノール樹脂事業を譲受け、自動車、鉄鋼、塗料、電子材料など多様な用途のフェノール樹脂技術と製品群を獲得するとともに、それらの中国・ASEANでの展開も強化すべくシナジー創出に注力している。

タイに於いては、AAPH社の子会社がタイ南部(ハチャイ)で尿素樹脂を主体とする木質ボード用樹脂の製造販売事業を、バンコクに於いて産業用樹脂の製造販売事業を既に展開。

今回、タイ東部・中部を主要市場とするTCC社の60%の株式を取得することは、東 南アジア最大の木質ボード生産国であるタイに於いて、最大かつ同国全域をカバーできる木質ボード用樹脂メーカーとなり、また今後、TCC社を活用してタイに於ける産業用フェノール樹脂事業ならびに可塑剤事業の展開を図っていくことを目的としたもの。