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ヤマノホールディングス、スポーツ事業をRIZAPへ譲渡

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持株会社のヤマノホールディングス【7571】は、スポーツ事業をRIZAPグループ【2928】傘下のRIZAPに譲渡すると発表した。 譲渡価格は15億円。

ヤマノホールディングスグループでは事業の持続的な成長を目指す事業戦略として①「M&A戦略の本格推進による事業規模拡大」、②「選択と集中による重点投資」、③「既存事業の強化」を掲げ、事業に取り組んでいる。和装宝飾事業ではその成長モデルが確立されつつあり、前第3四半期にM&Aで新たに加えた呉服・毛皮販売の子会社が好調な業績で推移し、第3四半期連結累計期間のセグメント売上高・セグメント利益は過去最高の数値となった。

一方、スポーツ事業においては、グループの共通戦略である「ソフトと価値の提供」に基づきメンテナンスサービスの商品化や体験イベントサービスの開催等を積極推進し、地域密着型の専門店として顧客創造に取り組んできた。昨今の健康志向によりアウトドア関連・H&B(ヘルス・アンド・ビューティ)関連の売上は増加傾向にあるものの、主力であるウィンター関連・スポーツウェア関連については、暖冬による雪不足の影響に加え、消費者ニーズの多様化や業種を超えた競争激化などの影響もあり、減収が続く厳しい事業環境となっていた。

このような中、事業の発展と今後の展開について他社との提携を含めて慎重に検討を重ねてきたが、スポーツ事業においては、フィットネスクラブ経営において全国的な知名度と情報発信力を持ち、事業多角化を展開する中でアパレル事業への参画を加速させているRIZAPへ事業を譲渡することは、当該事業の発展につながると考え、またヤマノホールディングスグループにおいては、美容と和装を中心とした事業への選択と集中を進め、経営資源の再分配を行うことで成長スピードを加速させることができると判断し、本事業譲渡を決定したもの。