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シナネンHD、いちごからタカラビルメンを買収 ビルメンテ事業拡充へ

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エネルギー関連総合商社の持株会社であるシナネンホールディングス【8132】は、不動産やエネルギー関連の事業を展開するいちご【2337】から、同社が保有するタカラビルメンの全株式を取得したと発表した。

タカラビルメンは、茨城県龍ケ崎市に本店を置き、1981 年の創業以来、茨城県、千葉県、 東京都、埼玉県を中心に、店舗、商業施設、医療機関、アパート・マンション等の建物維持管理事業、 病院、斎場等の運営サポート事業を展開。 今回の株式取得によりシナネングループは、これまでの建物清掃事業や原状回復・リフォーム事業に 建物維持管理事業を加え、総合的な建物維持管理・メンテナンス体制を整えることとなる。現時点で当該事業領域のグループ売上高は 50 億円超となり、早期の 100 億円を目指すとしている。

シナネングループは、エネルギーに次ぐ中核事業開発を目指して、これまで、インデス、 シナネンファシリティーズなど5社を M&A により取得し、建物清掃、原状回復、リフ ォーム、設備工事等の建物メンテナンス事業を展開してきた。 今回、タカラビルメンがグループに加わることで、総合的な建物維持管理・メンテナンスの事業ノウハウが共有されることになり、グループの優位性であるサービス品質の更なる向上が実現でき、また、管理物件に対する省エネルギー・省コスト、最適なエネルギー供給の提案が可能となり、 シナジー効果が発揮できる。 シナネングループは、環境共生型社会の実現に寄与する事業への取組みを進めており、当該事業領域でも、最適な建物維持管理とエネルギー使用を一元的に提供する付加価値の高いサービスを加速していく。

いちごは、不動産技術やノウハウにより新しい不動産価値を創造する「心築」(しんち く)事業、J-REIT 運用を中心とするアセットマネジメント事業、太陽光発電を中心とするクリーンエネルギー事業を展開しており、タカラビルメンの株式譲受を契機として、双方の企業価値向上に向けた協力関係を構築していくとしている。