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ルック、会社分割により持株会社体制へ移行 意思決定の迅速化へ

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「IL BISONTE」「marimekko」「LAISSE PASSE」などのブランドを扱うアパレル企業のルック【8029】は、平成30年1月1日(予定)を効力発生日として、会社分割の方式により持株会社体制へ移行すること、及び平成29年2月17日に、分割準備会社としてルック100%出資の子会社(以下「分割準備会社」)を設立すると発表した。移行の方式としては、ルックを分割会社とする吸収分割により、分割する事業を分割準備会社に承継させるものとなり、ルックは会社分割後、商号を変更したうえで、上場を維持する予定。

昨今、日本経済は緩やかな回復基調で推移しているものの、ルックを取り巻くアパレル・ファッション業界においては、百貨店での衣料品販売の不振が続くなか、個人消費の節約志向が長期化していること、消費スタイルの多様化に伴う消費マインドの変化、高額品を中心としたインバウンド需要が減退するなど、厳しい状況が続いている。

このような状況の中、ルックは、更なる成長の為より一層の経営に係る意思決定の迅速化を図り、機動的かつ柔軟な経営判断を可能にするグループ運営体制を構築することを目的として、持株会社体制へ移行する方針を決定したもの。

今後は、グループ経営の効率性向上に向けた対応を実施し、また各事業会社の経営を有為な人材に担わせることにより、次世代の経営人材を育成するとともに、グループの企業価値をさらに向上させる為、新たな成長分野に対して積極的にグループの経営資源の配分を行っていく考え。