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郵船ロジスティクス、マレーシア法人が現地の大手物流会社を買収 コールドチェーン事業参入へ

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  • 2017年1月27日

海上・航空貨物輸送、倉庫・配送サービスなどを手掛ける総合物流企業の郵船ロジスティクス【9370】は、同社マレーシア法人であるTASCO BERHADが、同国でコールドチェーン事業を展開する大手物流会社Gold Cold Transport Sdn Bhd(以下「GCT」)及びMILS Cold Chain Logistics Sdn Bhd(以下「MCCL」)を、それぞれ買収する契約を締結したと発表した。

GCTは、マレーシア国内のコールドチェーン業界売上第2位の規模を誇る。約31000㎡の冷蔵・冷凍倉庫と174台のリーファートラックを有し、主に冷蔵・冷凍食品を扱う物流会社である。最も難易度が高いといわれているアイスクリームの取扱いに関しては、マレーシア国内の約80%以上のシェアを有しており、高品質なサービスを提供している。

MCCLは、マレーシア国内のコールドチェーン業界売上第10位の規模を有し、ポートケラン港のWestportに隣接したエリア内で冷蔵・冷凍倉庫(約7000㎡)のオペレーションを行っている。当該エリアは全てFree Commercial Zoneで、税関や港湾局にも隣接する好立地である。

マレーシアでは、アセアン地域の人口増加と個人消費拡大を背景に生鮮品を含む食料品、飲料、医薬品等の品質を維持した鮮度保持輸送・保管の需要が高まっている。また、今後予想されるオンラインショッピング市場の拡大により、冷蔵・冷凍倉庫での管理やリーファートラックを使った定時配送の需要も増加することが見込まれる。

こうした中、TASCOは、成長を支える事業の柱としてコールドチェーン事業へ本格的に参入し、海上・航空貨物輸送、コントラクト・ロジスティクスを組み合わせることで更なる事業拡大を図るため、今回、GCT、MCCLの両社を買収したもの。