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神戸発動機、会社分割により三菱重工舶用機械エンジンの舶用ディーゼルエンジン事業を承継

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舶用主機関の専業メーカーである神戸発動機【6016】は、2016年11月に、三菱重工業【7011】及び三菱重工の完全子会社である三菱重工舶用機械エンジン(以下「MHI-MME」)との間で、MHI-MME及び神戸発動機の舶用ディーゼルエンジン事業の事業統合に向けて具体的検討を進めることで基本合意していたが、この事業統合に際して、2017年4月1日(予定)を効力発生日として、MHI-MMEの舶用ディーゼルエンジン事業を承継する吸収分割を行うことについて、3社間で覚書を締結したと発表した。神戸発動機を吸収分割承継会社とし、MHI-MMEを吸収分割会社とする吸収分割となる。

三菱重工は、独自技術による自主開発舶用ディーゼルエンジン(以下「UEエンジン」)を1955年に初出荷して以来、開発・設計・ライセンス・製造・販売・サービス一貫体制で発展を続け、国内唯一のエンジンライセンスを保有するエンジンメーカーとして、顧客から高い評価を受けてきた。2013年10月に、事業会社としてMHI-MMEが発足して以降は、開発・設計・ライセンス及びアフターサービスに特化し、高付加価値ビジネスモデルの構築を目指して事業展開してきた。また、神戸発動機は、1957年に三菱重工との間で技術提携契約を締結、UEエンジン製造の専業メーカーとして、2000台超の舶用ディーゼルエンジンを製造・販売してきた。3社は、従来からのライセンサー(三菱重工・MHI-MME)/ライセンシー(神戸発動機)の関係により、事業面で相互補完を行いつつ、各々が事業の発展に努めてきた。

基本合意以後、3社は、三菱重工の従来と変わらぬ高度な技術支援、MHI-MMEが有するライセンサーとしての高付加価値ビジネスモデル、並びに神戸発動機が有する低コストものづくりビジネスモデルの融合を目的とした事業統合実現に向けて検討と協議を進めてきた結果、事業統合の方法として吸収分割を行うことが、同社の企業価値の向上に資すると判断したもの。