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AKIBAホールディングス、HPCテックを子会社化 安定的な事業基盤構築目指す

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パソコン周辺機器メーカーのAKIBAホールディングス【6840】は、HPCテックの株式を取得すると発表した。

AKIBAグループは、メモリ製品その他電子部品・電子機器等の開発・製造・販売事業を行ってきたが、安定的な成長を可能とする事業基盤の構築と新たな収益源の獲得を目指し、通信コンサルティング事業、ウェブソリューション事業及びコンテンツ事業に進出、事業の多角化と各事業間のシナジーを追求してきた。

このような状況においてAKIBAホールディングスは、今回新たに、これらの事業戦略の推進に寄与すると考え、HPC(High Performance Computing/科学技術計算)分野向けコンピュータの製造、販売を行っているHPCテックを買収するもの。

名称である「HPCテック」はHPC+Technologyを意味し、大学、研究機関、企業の研究開発部門を主な顧客とし、その製品は、天気予報、地震予測、自動運転、電子・電子機器や新素材の開発などにも用いられ、今後は、ビッグデータやAI(人工知能)、Deep Learning(深層学習)分野における活用も見込まれている。

また、研究者に対して、最適な計算機環境を提案・構築していく為に、コンピュータを構成する電子部品・各種機器・ソフトウェアを開発・製造する、米国、英国、中国、台湾等の企業から、常に最新の技術・製品を導入できる関係を構築し、かつ、構築・設定を自社で行う設備・ 技術・ノウハウを有することから、HPC分野において、川上(マザーボード・メモリ・電源・ストレージ等)から川下(アプリケーションソフトウェア・最適化)までを、ワンストップでサポートすることができることを強みとする数少ない企業となっている。

AKIBAホールディングスとしては、HPCテックがグループに加わることにより、個別業績による収益の増加にとどまらず、ハードウェア領域においては、販路の拡大、Deep Learningやビックデータ解析等の新規事業領域における技術の獲得と高度化が図れ、ソフトウェア領域においては、研究開発機関等従来とは異なる属性の顧客への販路拡大が見込まれることから、本件は、高いシナジー効果を発揮し、IoT時代に対応した企業価値形成に資するとしている。

AKIBAホールディングスは今後も、安定的な事業基盤の構築と新たな収益源の獲得を目指し事業の多角化と各事業間のシナジーを追求し、積極的な事業展開を推進していく考え。