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パナソニック、株式交換によりパナソニックデバイスSUNXを完全子会社化

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大手総合電機メーカーのパナソニック【6752】及びパナソニックデバイスSUNX(以下「SUNX」)【6860】は、パナソニックを株式交換完全親会社とし、SUNXを株式交換完全子会社とする株式交換を行うと発表した。

パナソニックは、大正7年の創業以来、総合エレクトロニクスメーカーとしてグローバルに事業を展開してきた。平成23年には、グループの力をより一層高めるため、パナソニック電工及び三洋電機の完全子会社化を実施した。

SUNXは、昭和44年にロボットの研究開発並びに電子応用機器及び自動制御機器の生産を目的として創業して以来、センシングコントロール事業、プロセッシング機器事業及びEco・カスタム事業を営んでおり、現在では国内3拠点、海外2拠点を軸に事業を展開している。

昨今、SUNXを取り巻く事業環境は、大きく変化しつつあり、生産性向上に向けた工場棟の自動化ニーズやサプライチェーンの効率化ニーズは飛躍的に高まっており、IoTの活用も広がりを見せている。SUNXの主力製品であるFA用センサやコントローラを含むFA機器への需要は大きく拡大しており、顧客からのネットワーク対応及びセット提案の要望は日々高まっている。大手の競合各社はFA機器事業を重点分野と位置付け、経営資源を集中して大手顧客を囲い込むなど、市場の拡大につれて競争環境は激化している。

このような状況下、パナソニックグループとしてFA機器事業を競合企業に伍して市場を上回って成長させていくためには、パナソニックとSUNXが双方の経営資源を共有・活用しながら、顧客が望むソリューションを提供することが必要であるとして、FA機器事業の開発・製造・販売を一体化させ、変化しつつある顧客ニーズに迅速に応えることが、FA機器市場におけるパナソニックグループの競争優位性を一段と高めるものと判断し、パナソニックはSUNXに対して、株式交換の申し入れを行った。

SUNXとしても、本株式交換により両社を資本面・事業面で完全に一体化することで、市場動向や競合動向の共有はもとより、パナソニックグループが保有する特許や開発リソースなどについて、柔軟かつ機動的に経営資源を共有・配分できるようになるとして、協議の結果、パナソニックがSUNXを完全子会社化することで、顧客が求めるFA機器のネットワーク対応、セット提案を通じ、パナソニックにおいては重点事業領域である「B2B」が強化でき、SUNXの企業価値の向上のみならず、パナソニックグループ全体の企業価値の向上に資するという認識を共有するに至り、本株式交換を行うこととなったもの。