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新華HDリミテッド、シンガポールのヘルスケア・ウェアラブル端末関連企業の株式を譲受け

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モバイル事業を手掛ける新華ホールディングス・リミテッド(以下「新華HD」)【9399】は、完全子会社である新華モバイル・リミテッド(以下「新華モバイル」)が、新華HD最高経営責任者(CEO)であるレン・イー・ハン氏(以下「レン氏」)から、①シンガポール及び中国を含むアジアにおいてヘルスケア・ウェアラブル端末、センサー、メディカル情報の提供及びデータ分析、ソフトの開発等に関するデジタル事業を行うActivate Interactive Pte Ltd(以下「Activate」)の発行済株式の20%を譲受けること、②2017年12月12日までの間、合計0.5百万米ドルの対価をTask Right Limited(以下「Task」)に支払うことにより、Activateの発行済株式の23%をTaskより追加取得することができる権利を譲受けること、及び③将来Activateが株式発行等を行う場合に、株式保有割合の希薄化を避けるためにActivateの株式を優先的に購入することができる権利を譲受けると発表した。なお、①~③の譲受けの対価は、合計337.26円(3米ドル)。

新華HDは、2016年9月に金融情報配信事業の事業子会社を譲渡し、2016年12月期第4四半期より、金融情報配信事業を廃止。そのため、現在、新華グループの主な事業は、連結子会社であるGINSMSInc.(以下「GINSMS」)によるモバイル事業となっているが、GINSMSが黒字化するまでには時間を要すると見み、新華HDは、モバイル事業に関連しシナジー効果をもたらすことができ、且つ利益を計上している事業を行っている会社又は事業を取得する機会を模索していた。

そこで、新華HDのCEOレン氏は、GINSMSのCEOであるJoel Chin氏(以下「チン氏」)及びチン氏が100%の持分を保有するTaskが発行済株式総数の85%を保有しているActivateの持分を取得することを検討。その結果、レン氏が個人的に、①Activate株式20%をチン氏及びTaskから337百万円(3百万米ドル)にて取得し、また②Taskから、Activateの株式を追加取得することができる株式購入権の付与を受け、かつ、③Activateから、本件優先購入権の付与を受けることに合意した。

Activateは、シンガポールに本社を置き、ヘルスケア・ウェアラブル端末、センサー、メディカル情報の提供及びデータ分析、ソフトの開発等に関するデジタル事業が主な事業としている。Activateは、現在までにウェブ、モバイル及びテレビのプラットフォームの3百万人以上のユーザーに対して、200以上のデジタル・アプリケーションを開発。また、Activateは、2009年以降継続して純利益を計上している。

新華モバイルは、レン氏から、①~③をそれぞれ112.42円(1米ドル)の対価で譲渡する旨の打診を受け、Activateの事業内容を検討したところ、同社の事業は、新華グループのモバイル事業の発展拡大に寄与できるものとの結論に至り、レン氏に対する対価の支払いが極めて低廉で済み、メリットが大きいと判断し、今回の取引を実行するもの。

GINSMSは、主にモバイル端末にて送受信するメッセージング・サービスを提供しており、Activateは、主にモバイル・ウェアラブル端末及びモバイル・アプリケーションを提供している。両社の事業内容は異なりますが、共にモバイル産業に属しており、新華グループとしては、今後、両社が互いのネットワーク及び技術を活用し、それぞれのネットワーク及び技術を更に拡大・発展させることに期待している。