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トプコン、スペインのソフトウェア開発会社を買収 web上での点群データを用いた測量の処理向上へ

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眼科関連の医療機器や測量機器等光学機器メーカーのトプコン【7732】は、点群データを始めとした大容量3次元データをweb上で高速処理する技術を有するスペインのMirage Technologies S.L.(以下「Mirage」)の全株式を取得したと発表した。

2009年創業のMirageは、同社の持つ大容量3次元データの高速処理技術により、web上で3次元データを効率的に処理・表示するソフトウェアを開発している企業である。

日本国内では2016年度より国土交通省が建設現場の生産性向上を目標に掲げる『i-Construction』が本格化。また世界の建設業界でも、点群データを始めとした大容量3次元データの利活用が急速に進んでいるという。一方、点群データの利活用を推進するうえでの課題として、それらを処理するコンピュータ及びソフトウェアへの要求性能の高まりが挙げられている。

今回の買収により、トプコンが保有する3次元計測技術(モバイルマッピングシステムや地上型レーザースキャナー、ドローンによる空中写真測量)と、Mirageが持つ高速処理技術を組み合わせることで、web上でも手軽に点群データを用いた測量が行え、建設現場の生産性向上という社会的課題に対応することが可能となる。