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日本電産、米国のエレベータ設備メーカーを買収 北米エレベータ関連事業の成長を加速

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総合モーターメーカーの日本電産【6594】は、米国子会社であるNidec Motor Corporation(以下「日本電産モータ」)を通じて、米国のエレベータ設備メーカーであるCanton Elevator, Inc.(以下「Canton」)の株式100%を取得したと発表した。

日本電産は、家電・商業・産業用モータ事業を戦略的に重要な事業の一つと位置付け、強化に努めている。そのうち商業用モータ事業においては、平成24年に買収した米国のNidec Kinetek Corporationを基軸に、日本電産の業績発展の一翼を担う重要部門のEDS事業としてプラットフォームを築き、発展させてきた。EDS事業のうち、エレベータ事業では、特定の顧客のみを対象とするのではなく幅広い顧客向けに、エレベータ制御、エレベータ用駆動マシン・部品、エレベータパッケージ分野で製品及びソリューションを提供している。

今回の買収により、Cantonが保有する多様な優良顧客に対してEDS事業の既存製品と組み合わせた最適なソリューションを提供することができ、日本電産の北米エレベータ関連事業の成長を加速することができると判断したもの。

日本電産は、高品質かつ信頼性の高いエレベータパッケージ及びキャビネットを20年以上に亘り提供してきたCantonの実績、顧客からの信頼を獲得しているCantonブランド、EDS事業のエレベータ部品における強み(幅広い顧客向けの製品販売、DBD技術)、日本電産グループの資金力とグローバルにおける高いプレゼンス、を活用することで期待する成長が実現できると見込んでいる。