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アスラポート・ダイニング、小僧寿しと資本業務提携 ブランド・ポートフォリオの多様化

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「牛角」「とり鉄」「タコベル」などの飲食チェーンを展開するアスラポート・ダイニング(以下「アスラポート」)【3069】は、持ち帰り寿し店「小僧寿し」「茶月」等を展開する小僧寿し【9973】との資本業務提携を行うと発表した。資本提携として、アスラポートは、小僧寿しの筆頭株主である東商(旧:東洋商事)から、小僧寿しの発行済株式総数の13.7%を取得する。なお、取得価額は339百万円。

アスラポートグループは、焼肉、居酒屋等の外食フランチャイズを中心に全国で671店舗(平成28年9月30日現在)を展開。現在、新たに「食のバリューチェーンを構築する」目標を掲げ、外食(販売)事業から流通及び生産事業への進出を果たし、多層的な付加価値を生み出すビジネスモデルの構築に取り組んでいる。

一方小僧寿しは、持ち帰り寿し店「小僧寿し」及び「茶月」等のブランドを中心に、全国で327店舗(平成28年9月30日現在)を展開。現在、「小僧寿しグループ」が持つブランド価値の最大化を成長戦略の基軸とし、今以上に愛されるブランドへと進化するため消費者のライフスタイルとニーズに即した「新生小僧寿し」「新生茶月」のリブランド開発の推進、全国を網羅するフランチャイズ事業体制の再構築を進めている。更に「宅配事業」の他、「高齢者・介護関連事業」への参入を通じて、国内外で有数の複合的な業態のフランチャイズ企業を目指した取り組みを進めている。

今回の小僧寿しとの資本業務提携は、アスラポートのブランド・ポートフォリオにない寿司業態との提携であり、グループが運営する店舗と合わせると、約1000店舗の規模となる。アスラポートは、小僧寿しが有する「持ち帰り(テイクアウト)や宅配(デリバリー)」の機能とノウハウを共有することにより、アスラポートの既存ブランドの新たなる事業展開が速やかに可能となると見込む。また、アスラポートのブランド開発のノウハウにより小僧寿しの経営課題である「小僧寿し」や「茶月」のリブランド・プロジェクトをサポートできると共に、アスラポートのフランチャイジー・ネットワークを通じて当該リブランド店舗のフランチャイズ展開を支援していくことも企図しているという。

これら施策を実行するには、中長期的な関係を緊密にすることが必要不可欠であるとの認識が両社間で生じ、資本関係を持つことが最も有効であるとの結論に至り、今回、資本業務提携を行うもの。