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ニチアス、日本ラインツを子会社化 自動車部品事業の持続的な成長へ

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プラント向け工事・販売事業、工業製品事業、高機能製品事業、自動車部品事業、建材事業を営むグループの持株会社であるニチアス【5393】は、自動車エンジン用ガスケットの設計・製造を行う日本ラインツの発行済株式の100%を取得すると発表した。なお、取得価額は約25億円。

ニチアスグループは、中期経営計画において「さらなる事業の成長と収益性の追求」 「改善、効率を意識した経営の推進」の経営目標を掲げ、“持続的競争力のある会社へ”の構築を進めている。

今回子会社化する日本ラインツは、自動車部品製造会社で、高負荷エンジンから大容量ディーゼルエンジンのシリンダーヘッドガスケットなど、エンジンまわりのシール材に加え、防熱・遮熱部品、排気系部品などの自動車部品を開発・製造・販売を行っており、高い技術力を有している。

日本ラインツは、ニチアスと事業領域が密接に関連しており、両社が保有する独自の技術力、ネットワークを融合し最大限活用することで高いシナジー効果を期待でき、顧客ニーズに応えられると見込む。これにより、ニチアスグループおよびニチアスの自動車部品事業の持続的な成長や企業価値向上に資すると判断、今回の株式取得を決定したもの。