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宝HD、子会社が米国の日本食材卸会社の第三者割当増資を引受け 米国での日本食材卸ネットワーク展開へ

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  • 2016年11月11日

酒類製造メーカー宝酒造やタカラバイオなどを傘下に持つ持株会社の宝ホールディングス(以下「宝HD」)【2531】は、連結子会社である宝酒造が、米国の日本食材卸会社であるMutual Trading Co., Inc.(以下「ミューチャルトレーディング」)の実施する第三者割当増資を引受けると発表した。増資引受による取得価格 は約870百万円(8163 千 US ドル )。なお、ミューチャルトレーディングは、宝酒造が議決権の45.4%を所有する宝HDの持分法適用会社であるが、今回の第三者割当増資引受によって議決権の所有割合は51.0%となる予定であり、宝HDの連結子会社となる。

ミューチャルトレーディングは、1926年の設立で、米国でも有数の歴史を持つ日本食材卸会社である。同社の歴史は、現地に移民した日本人たちが、コメや味噌、醤油といった祖国の味を懐かしく思い、日本の食材を共同で輸入したことに始まる。現在では日本の食材、調味料、酒類などのほか、レストランの調理器具や食器、グラスに至るまで、5000種を超える幅広いアイテムを取り扱い、北米のみならずハワイや南米(ペルー)でも事業を展開している。

宝酒造は、ミューチャルトレーディングと、米国における宝酒造の酒類・調味料の最大の販売先(ディストリビューター)として、長年にわたる協力関係を築いてきた。宝酒造によるミューチャルトレーディングへの出資は、1985年にはじまり、近年では2012年にミューチャルトレーディングの第三者割当増資を引受けるなど、継続的にパートナーシップを強化している。

北米における日本食レストランの店舗数は、2013年から2015年にかけて約1.5倍に増加していると推測されており、日本食市場は今後ますます拡大していくものと予想される。

今回の第三者割当増資の引受けは、こうした市場環境の中でさらなる事業成長を目指すミューチャルトレーディングと、米国にも日本食材卸ネットワークを展開したい宝HDとの事業戦略が合致したもの。

宝HDは、日本食市場の広がりを背景に、今後も欧米を中心とした世界での日本食材卸ネットワークの構築・拡大を積極的に進め、日本食文化を世界に広めることを通じて、さらなる事業の拡大と企業価値の向上を図る考え。