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婦人服卸のセブンス・アベニュー、特別清算開始決定

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セブンス・アベニューは、10月21日名古屋地裁から特別清算開始決定を受けた。

セブンス・アベニューは、昭和50年創業の婦人服等卸業者で、カットソーのほかブラウス、ジャケット、セーター、ボトムスなど同社が企画した婦人服を取扱い、ヤング及びヤング・アダルト対象のボリューム商品を中心に、量販店や通販業者向けの販路を確立。ピークとなる平成22年11月期には、約72億600万円の売上高を計上し、高収益を上げていた。

しかし以降は、個人消費の落ち込みや選別消費傾向が強まるなか、一部で手掛けていた小売部門の不振や通販業者向けの販売減で減収基調に転じる。26年11月期以降は円安の進行で利幅が縮小し、27年11月期の売上高は約56億4800万円までダウン、大幅な赤字を計上した。

27年末には、中国の現地法人の業務を停止、28年11月期に入ってからもリストラなどで立て直しを図るも、赤字により対行信用が低下し資金繰りは逼迫、決済難に陥るなどした。中小企業再生支援協議会の支援を仰ぐなど立て直しを図ったが、28年6月再度の資金ショートを起こし、7月20日の株主総会決議により解散し、今回の措置となった。

帝国データバンク及び東京商工リサーチによると、負債総額は約30億6800万円。