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エイチ・アイ・エス、エイチ・エス損害保険を子会社化 損害保険事業の推進

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大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(以下「H.I.S.」)【9603】は、関連会社であるエイチ・エス損害保険株式会社(以下「HS損保」)を子会社化すると発表した。

HS損保は、平成19年に営業を開始。旅行保険を中心に据えて販売する保険商品を絞り、販売チャネルを限定してローコスト経営に努めながら、専門の保険マーケットに特化して営業してきた。

一方H.I.S.は、HS損保の主力保険商品が旅行保険であることから、前身である準備会社の設立に出資者として参加、営業開始後は代理店としてHS損保の旅行保険商品を販売している。

HS損保は、澤田ホールディングス【8699】のグループ会社であるものの、販売する保険商品はH.I.S.の事業との関係性が極めて深く、H.I.S.は、これまで機会を捉えて漸進的に出資比率を引き上げ、現在ではHS損保の保険業法上の主要株主となっている。

H.I.S.は、グループの現在の事業領域と今後の事業展開を展望して「攻めのガバナンス」実現に向けた経営執行体制の再編を企図するにあたり、損害保険事業をグループの事業領域として明確に位置付け、その事業領域における発展がH.I.S.のステークホルターである顧客にとっても有益であると判断、今回、HS損保を子会社化するもの。