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M&Aキャピタルパートナーズ、レコフと経営統合 事業領域拡大へ

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M&A仲介事業を営むM&Aキャピタルパートナーズ(以下「MACP」)【6080】は、レコフ及びレコフデータの株式を取得し、子会社化すると発表した。また、株式取得実行後、レコフが行う株主割当増資をMACPが引受けることも併せて発表した。なお、これらの株式取得・増資引受に係る取得価額は総額3002百万円。

MACPは、これまで会社の規模に見合った効率的な経営と資本の「選択と集中」を目的として、メインターゲットとする市場を中堅・中小企業の事業承継ニーズに絞るとともに、提供するアバイザリーサービスの業務領域を一部に特化した集中戦略を展開。その中で、国内外の市場における多様化するM&A関連のニーズへの対応とそれに見合ったサービス拡充が、中長期的な経営課題となっていた。

一方レコフは、どの資本系列・金融グループにも属さないM&Aブティックの草分け的企業である。同社は業界再編に関連するM&Aに強みを有し、上場企業グループ同士の経営統合等の組織再編、企業再生、クロスボーダーなど、M&Aに関する幅広いアドバイザリーサービスを展開してきた。また、レコフから分社化したレコフデータは、M&A専門誌「MARR(マール)」を中心に、M&Aに関連する情報誌の発行やデータベースの提供を幅広いユーザーに対して行っている。近年では両社とも経営陣の交替などによって事業上の世代交代は円滑に進んでいたものの、創業者の資本承継が経営上の課題となっていた。

今回、MACPが、レコフとレコフデータをグループ化することにより、今後ますます拡大し多様化するM&A市場に対して、MACPの事業領域を抜本的に拡大することが可能となると判断したもの。また、レコフ及びレコフデータにとっては、創業者の資本継承の課題の解決が可能となる。

なお、増資については、レコフの自己資本の増強による財務基盤の強化を図るとともに、将来に向けた更なる事業拡大を図ることを目的とするもの。