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東芝、子会社が米国Nuclear Logisticsの原子力発電所向け部品事業を買収 事業のスコープ拡大へ

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大手総合電機メーカーの東芝【6502】は、グループ会社で原発メーカーのウェスチングハウス(以下「WEC」)が、米国の電気設備メーカーであるAZZ Inc.との間で、同社の子会社であるNuclear Logistics, LLC(以下「NLI」)の原子力発電所向け部品事業を取得することに合意したと発表した。

米国では電力会社の設備投資抑制により、運転中の原子力発電所向けサービス市場において、大型機器の交換よりも部品を交換することで更新コストを抑える動きが加速している。

NLIは、原子炉メーカーではない第三者の部品供給メーカーとして米国内で最大規模であり、同社の原子力発電所向け部品事業は、WEC製以外の原子力発電所向けの部品を数多く取り扱うとともに、旧式部品への豊富な対応実績を有している。

今回、WECはNLIの同事業を買収することにより、原子力発電プラント向けサービスビジネスの更なる拡大を目指すもの。

WECは、2016 年末までに買収を完了し、NLIの同事業をWEC内に統合する予定であり、これによりサービス事業のスコープを拡大し、営業力の強化につなげたい考え。