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第一生命ホールディングス、米国資産運用関連会社が英国の資産運用会社と経営統合

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持株会社である第一生命ホールディングス【8750】の米国資産運用関連会社であるJanus Capital Group Inc.(以下「ジャナス社」)は、英国ロンドンの上場資産運用会社であるHenderson Group plc(以下「ヘンダーソン社」)と、経営統合を目的とする合併契約を締結したと発表した。今後両社は、両社の株主総会での承認や米英監督当局による許認可等を条件に、2017年度第1四半期を目処に統合手続きの完了を予定している。

ヘンダーソン社は、米国に次ぐ世界第2位の資産運用市場である欧州をベースに運用資産約12兆円を持つ資産運用会社であり、欧州・グローバル株式運用を中心とする高い競争力と幅広い販売ネットワークを有している。

ジャナス社とヘンダーソン社は、運用商品・顧客基盤の両面での補完性が高く、統合後の新会社は、多様な顧客ニーズに応える幅広い運用商品と世界の資産運用市場をカバーするグローバルな顧客基盤を持つ、世界で数少ない資産運用会社の一社となり、高いシナジー効果と収益成長が期待される。

第一生命ホールディングスは、両社が本統合によりグローバル資産運用会社としての地位を確立し、中長期的に成長していくと想定しており、ジャナス社の主要株主として本統合をサポートするとともに、現在の出資・業務提携契約における業務提携の範囲をジャナス社からヘンダーソン社にまで拡大させる改定について、両社と合意した。

今回の取組みにより、第一生命グループ(以下「グループ」)の「3つの成長エンジン」の一つである「資産運用・アセットマネジメント事業」には更なる成長が期待される。第一生命ホールディングスは、アセットマネジメント事業の強化を目指し、10月1日、アジア最大の資産運用会社である「アセットマネジメント One」をみずほフィナンシャルグループと設立した。

本統合により欧米両地域で強固な事業基盤を持つ新会社が加わることで、グループのアセットマネジメント事業は、日本・米国及び欧州の3大市場をカバーするグローバル3極体制が実現する。グループ資産運用会社各社の商品・販売網の相互活用等を通じた相乗効果に加え、各社の資産運用ノウハウを活用したグループ保険会社の資産運用高度化を推進し、一層の事業成長の加速とグループ利益への貢献を目指す考え。