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クラレ、子会社のクラレケミカルを吸収合併 炭素材料事業の強化・拡大へ

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化学メーカーのクラレ【3405】は、100%出資の子会社であるクラレケミカルを吸収合併すると発表した。

クラレグループは、中期経営計画において事業領域拡大に向けた新機軸の検討を進め ており、また、市場成長が期待できる「水・環境」、「エネルギー」、「電子・ 光学」を重要戦略領域と定めている。

クラレは、「エネルギー」分野で、リチウムイオン二次電池(LiB)部材向けに植物系ハード カーボン負極材<クラノード>の事業化を推進している。 一方、クラレケミカルは、高機能炭素材メーカーとして、「エネルギー」、「水資源」、「大気浄化」などの幅広い用途においてグローバルに活性炭事業を展開している。

両社が狙う市場は、車載用LiB部材市場において急速な成長が、また世界の活性炭市場は、水質・大気汚染規制強化や新興国需要増加により年率約7%の拡大が見込まれている。

このような状況で、クラレは炭素材料事業の早期拡大を企図し、クラレケミカルを吸収合併するもの。

合併後は、両社の持つ技術や知見などを複合的に組み合わせた技術革新により高度化する市場のニーズに対して最適なソリューションを提供するとともに、海外ネットワークなどのクラレグループが保有する経営資源を最大限活用し、炭素材料事業の強化・拡大を加速する考え。