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ヤマハ発動機、国内精密部品製造子会社2社を吸収合併 ユニットサプライヤーとしての事業拡大へ

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主にオートバイを中心とした輸送用機器を製造するヤマハ発動機【7272】は、連結子会社で、二輪車や四輪車、船外機などの精密部品加工製造を行う東洋ベスクと鋳造部品製造を行うファインキャテックを、吸収合併すると発表した。東洋ベスクを存続会社、ファインキャテックを消滅会社とする吸収合併となり、存続会社の商号を「ヤマハモーター精密部品製造」に変更する。

東洋ベスクは、特長ある精密加工技術から生み出した歯車・軸などの精密部品を、調達・加工・ユニットまで一貫生産し、2輪、4輪、産業機器メーカーへ供給している。

ファインキャテックは、二輪車部品・ATV部品・船外機・汎用エンジン・電機機器・その他のダイキャスト鋳造部品と金型鋳造部品の製造を手掛けている。

今回の合併は、両社が互いの強みを結集して中小物部品の製造だけでなく、高精度なユニット部品の製造にまで事業を拡大し、ユニットサプライヤーとしての位置づけを強化するためのもの。

両社は、昨年末までにそれぞれの製造工場(根堅工場を除く)および本社機能を、静岡県周智郡森町のヤマハ発動機森町工場に集約、生産技術面の連携を強め、鋳造から加工、組立までの一貫生産による事業拡大活動を進めてきたが、この合併により、国内外における今後の競争激化や環境変化に対し、事業競争力を強化したい考え。

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