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ゴルフ場経営の伊豆ゴルフ開発、特別清算開始決定

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伊豆ゴルフ開発は、9月1日東京地裁より特別清算開始蹴邸を受けた。申請代理人は、西村國彦弁護士ほか(さくら共同法律事務所)。

伊豆ゴルフ開発は、昭和59年5月に設立され、61年に開場した「伊豆ゴルフ倶楽部」と、併設するホテル「モンベルテ」の運営を行っていた。「伊豆ゴルフ倶楽部」は、95万㎡の用地に18ホールを有する会員制のゴルフ場で、米国ゴルフ雑誌などで世界の名コースベスト100や日本のベスト20コースに選ばれるなど、ピーク時の平成8年3月期には売上高約7億5000万円を計上していた。

しかし、ゴルフ人口の減少や同業者との競合激化から業況は悪化。来場者数の減少とともにプレー料金の値下げ傾向も激しくなり、25年3月期の売上高は約2億円にまで落ち込んだ。

販管費圧縮などに努めていたが回復の目処が立たず、26年6月にゴルフ場及びホテルの営業権を伊豆ハイツゴルフクラブ&レジデンスに譲渡。同年9月25日に株主総会の決議により解散していた。

東京商工リサーチによると、負債総額は約100億円(うち、会員からの預託金が約30億円、金融債務他が約70億円)。

なお、ゴルフ場は現在「伊豆ハイツゴルフ倶楽部」に改称され、通常どおりの営業を行っている。