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デンソー、富士通・トヨタと富士通テンの資本構成変更に向けて基本合意 自動運転技術などの開発強化へ

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トヨタ系の自動車部品メーカーであるデンソー【6902】は、総合エレクトロニクスメーカー・総合ITベンダーの富士通【6702】および自動車メーカーのトヨタ自動車(以下「トヨタ」)【7203】と、高度運転支援・自動運転技術および電子基盤技術の開発を強化するため、3社が出資する富士通テンの資本構成の変更の検討を始めることについて基本合意したと発表した。

富士通テンは、1920年に創立した川西機械製作所に始まり、1949年に設立された神戸工業を前身とする。1968年に富士通と合併後、1972年に富士通のラジオ部門が分離・独立して富士通テンとして設立、1973年にトヨタ、デンソーが資本参加して以来、オーディオ、マルチメディアをはじめとしたカーエレクトロニクスメーカーとして様々な製品、サービスを提供してきた。近年は、「単体製品のサプライヤー」から「つながる車載情報機器・サービスを提供・提案するシステムメーカー」への変革を目指し、富士通グループ各社との連携を加速させながら、新たな価値を創り出す Vehicle-ICT 事業を強化している。

一方、自動車分野では、目覚ましい技術革新の中、人と車のインターフェースをどのようにつないでいくかがますます重要となってきている。 こうした中、総合自動車部品メーカーであるデンソーは、富士通テンをグループ会社とし、両社の持つ車載ECUやミリ波レーダー、高度運転支援・自動運転技術および電子基盤技術の開発などにおける、一層の協力関係の強化を図っていくために具体的な検討を行うことで、富士通およびトヨタと合意したもの。

今回の基本合意において、デンソー10%・富士通55%・トヨタ35%となっている富士通テンの資本構成を、デンソー51%・富士通14%・トヨタ35%へ変更する予定となっている。