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ヤマトHD、タイで合弁会社設立 東南アジアで3か国目の小口配送ネットワークの構築へ

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  • 2016年8月26日

宅配業などを手掛けるグループの持株会社であるヤマトホールディングス(以下「ヤマトHD」)【9064】は、東南アジア地域統括会社のYAMATO ASIA PTE. LTD.(以下「ヤマトアジア」)が、タイのThe Siam Cement Public Company Limited(以下「サイアム・セメント」)傘下のSCG Cement-Building Materials Co., Ltd.と、タイ国内で宅急便サービスを提供するための合弁会社「SCG Yamato Express Co., Ltd. 」の設立に向け、基本合意したと発表した。

サイアム・セメント・グループは、タイ国内セメント業界においてNo.1の売上高を誇る複合企業グループで、セメント建築資材、化学、梱包材や流通・物流事業などを幅広く行っており、同国上場企業の株式時価総額5位の位置にいる。

一方ヤマトグループは、2010年にシンガポール、2011年にはマレーシアで宅急便事業を開始するなど、アセアン各国における国内小口配送ネットワークの拡充を進めてきた。同時にアセアン経済共同体の発足によって今後益々の増加が見込まれる国境を跨いだ物流に対しても、クロスボーダー事業を積極的に展開。また、タイ国内ではタイヤマト運輸を1990年に設立し、主にロジスティクス事業やフォワーディング事業、海外引越事業を展開している。

タイは現在、世界各国から自動車メーカーや電化製品のメーカーが工場を建設するなど、東南アジアの中でも製造拠点として重要な位置づけとなっている。同時に、スマートフォンの普及に伴い、Eコマース市場が著しい成長を見せており、とりわけマーケットプレイス出店者に代表される個人間でのもののやり取りによって小口配送の個数が伸長している。

今回、両社でタイ国内での宅急便サービスを提供する合弁会社の設立に合意し、小口配送ネットワークを拡大していく。サイアム・セメント・グループのタイ国内でのB2B全国配送ネットワークに、ヤマトグループが日本で培った宅急便のノウハウを融合させ、タイ国内での事業展開を進めるもの。