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アクセル、エスディーテックへ出資 組み込み機器市場に対しての製品普及へ

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グラフィックス&サウンドLSIを展開するアクセル【6730】は、ソフトウェアベンダーのエスディーテックに出資すると発表した。なお、出資額は60百万円。

アクセルは、グラフィックス&サウンドLSI、圧縮伸⻑技術の研究開発を強みとするファブレス半導体メーカーである。特に独⾃開発した画像圧縮技術を付加価値としてパチンコ・パチスロ機市場に向けたグラフィックスLSI製品では圧倒的なシェアを誇っている。また、同市場で培った技術・ノウハウを⽣かして、パチンコ・パチスロ機以外の市場に向けた製品開発にも注力している。

エスディーテックは、UI(ユーザーインターフェース)設計とビジュアルデザインでユーザーの⼼を掴む製品を創造することを⽬的に2015年6⽉に本格始動した新しい会社である。現在、エスディーテックは、当⾯の主要事業として⾃動⾞HMI(ヒューマンインターフェース)関連市場での展開を⽬指しており、⾞載機器向けを中⼼に組み込みソフトウェア業界におけるソフトウェア部品のサプライヤーとしての地位確⽴を⽬指している。

今回の出資は、エスディーテックが得意とする⾞載機器向けを中⼼とした組み込み機器市場に対して、アクセルの動画コーデック(H2MD等)を普及させることを狙いとしている。動画コーデックを初めとするソフトウェアIPの普及には、指定されたハードウェアやソフトウェア環境の中での最適化サポートも重要な役割を担っており、アクセルが最適化サポートを⽀援することでエスディーテックとの協業によるシナジー効果が期待できるものと認識。また、特に⾞載機器市場に関して、アクセルの今後の事業展開のために必要な情報を得ること等も併せて期待するもの。