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日立製作所、三菱重工業よりX線治療装置事業を譲受け 事業の強化・拡大へ

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総合電機メーカーの日立製作所(以下「日立」)【6501】は、総合重機メーカーの三菱重工業(以下「三菱重工」)【7011】と、同社のX線治療装置事業を譲受ける事業譲渡契約を締結したと発表した。

日立は、ヘルスケア分野を社会イノベーション事業における注力4事業分野の一つと位置づけ、超音波診断装置やMRIシステム、粒子線がん治療システムなどの診断・臨床分野からITを活用したサービス、地域包括ケアなどのインフォマティクス分野まで、医療の質向上と効率化を実現するソリューションを提供している。

一方三菱重工は、事業の選択と集中を進め、事業の統合・再編や譲渡によるリソース面での余力をほかの伸長分野に投入することで、さらなるグローバル展開に取り組んでいるところであり、医療機器を手掛けている機械・設備システムドメインで、中小規模の再編による収益力強化とリソース投入分野の絞り込みに注力している。

今回、ヘルスケア事業に注力し、開発からサポートまで一貫した体制が充実している日立が事業譲渡先として最適であると両社の認識が一致、合意に至ったもの。

これにより、日立はX線治療システムの顧客基盤を拡大し、技術を取得することで、従来から展開している粒子線治療システム事業とあわせ、放射線治療システム事業を強化・拡大したい考え。

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