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武蔵精密工業、所有するドイツのHay Holding株式の一部を住友商事へ譲渡

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自動車部品メーカーの武蔵精密工業【7220】は、住友商事【8053】と、武蔵精密工業が全株式を保有しているドイツの大手自動車部品メーカーHay Holding GmbH(以下「Hay」)の株式を住友商事が25%取得することについて、基本合意したと発表した。

Hayは、欧州を中心に9拠点を展開、主要完成車メーカーおよびサプライヤーと強固な取引関係を持つ欧州最大手の鍛造・機械加工メーカーである。また、トランスミッションギアなどのパワートレイン(トランスミッションやデファレンシャルギア等の、エンジン/モーターからの駆動力を伝達する装置類の総称)関連部品の高速熱間鍛造による価格競争力に強みを持ち、安定的な成長が続く欧州の自動車市場のみならず、中国市場での需要増を捉えることで、今後大きな成長が見込まれている。

武蔵精密工業は、四輪車・二輪車メーカー向けにエンジン、ギア関連および足回りなどの部品製造、販売を行っており、11カ国21拠点にてグローバルに生産を展開。

住友商事は、自動車関連事業をコア事業の一つに位置付けており、完成車の流通・販売や四輪車・二輪車に使用される鋼材販売事業に加え、自動車関連金融事業などにも取り組んでいます。また、これまで顧客であった日系完成車メーカー・部品メーカーとの協業による完成車・部品製造事業への進出を推進している。

今回、共同出資の形をとることで、武蔵精密工業および住友商事は、Hayの長期にわたる持続的な成長に向け、武蔵精密工業の技術力と住友商事の自動車関連事業のプラットフォームを活用することで、Hayの事業価値をさらに向上させるもの。