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産業用ロボットベンチャー スキューズへの出資を決定

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(株)産業革新機構(以下「INCJ」)は、スキューズ(株)(以下「スキューズ」)の第三者割当増資を引受け、国内外への事業展開加速に必要な資金として5億円を上限とする投資を行うことを決定した。スキューズは、製造工程の自動化(ファクトリーオートメーション)支援事業と、ロボットの開発・製造事業を行う産業用ロボットベンチャー。同社は清水三希夫氏が1997年に創業して以来、工程自動化のための機器の組立や制御ソフトウェアの開発などを通じて実績と技術ノウハウを積み上げてきた。近年では、人間との共同作業に適したロボット本体や人間と同様に食品などの柔かい素材も取り扱うことのできる5指ロボットハンドなどの独創的な産業用ロボットの開発にも成功。現在は、食品メーカーや自動車メーカーと共同して、未だ人手に頼っている製造プロセスの自動化実現に取り組んでいる。自動車業界などでは早くから自動化が進んでいるものの、人の近くで活動するロボットの安全確保の技術的難しさ、費用対効果の不透明さなどの面で、ロボットの導入の難しい工程が残されている。また、食品製造業界では、国内では人材確保難や衛生問題、海外においても労務管理問題や人件費上昇から、製造プロセスの自動化ニーズが年々向上している。こうした状況下において、スキューズのロボットは、低コストでありながら、人間との共同作業が可能で、人手に頼った作業(ピック&プレース等)の自動化に貢献できるとのこと。INCJは、スキューズに対して必要資金を提供するとともに、社外取締役を派遣し今後の事業に対する助言や業務体制の構築等の経営サポートを行う方針。本投資により、オープンイノベーションを通じたロボット・メカトロニクス領域メーカーの創出を目指し、我が国の製造現場からの直接のニーズに応えた提案を続けているロボット・メカトロニクス領域のベンチャーに投資を実行を図る。