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タキロン、シーアイ化成と経営統合について基本合意 企業規模及び事業ドメインを拡大へ

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  • 2016年8月8日

合成樹脂製品の製造・加工・販売を行うタキロン【4215】は、伊藤忠グループでプラスチックの総合加工メーカーであるシーアイ化成と、経営統合に向けて協議・検討を進めていくことについて合意、タキロンの筆頭株主かつシーアイ化成の親会社である伊藤忠商事【8001】を含む3社で基本合意書を締結すると発表した。タキロンを吸収合併存続会社、シーアイ化成を吸収合併消滅会社とする吸収合併を行う予定。

タキロンは主力である建築資材や採光建材、環境・土木用資材の他、マンション用防滑性床シート、半導体・液晶製造装置に使用される工業用プレート、生体内分解吸収性骨接合材等の製造販売を行うプラスチック加工総合メーカーである。

一方シーアイ化成は、建装用資材、農業用フィルム等の農業用資材、ラベル用熱収縮フィルム、遮水シートや止水材料等の土木用資材及び工業用品等の製造販売を中心とした合成樹脂加工総合メーカー。平成21年6月には公開買付けにより伊藤忠商事の子会社となり、以降、製品開発力、生産ノウハウに加え、伊藤忠商事の情報力・国内外の販売ネットワークを複合化することで、より付加価値の高い新製品・新事業を創出し、海外での市場展開を加速してきた。

両社を取り巻く事業環境は、戸建住宅の新設着工戸数の伸び悩みや公共投資削減による市場の縮小、個人消費を始めとした国内需要の低迷、競合他社の参入に伴う国際的な価格競争の激化等先行きの懸念材料も多く、厳しい経営環境が続いている。

このような状況の中、両社が統合することで、合成樹脂加工総合メーカーとしての企業規模及び事業ドメインを拡大し、事業ポートフォリオの再編並びに経営及び保有資産の効率化等によるシナジー効果の発揮を通じて、将来、経営統合後の会社がプラスチック加工業界におけるリーディング・カンパニーとなることが両社の企業価値の向上、ひいてはステークホルダーの利益につながると判断、今回、両社は伊藤忠商事を含む3社間で経営統合を目指して協議・検討を進めていくことに合意したもの。