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アウトソーシング、アメリカンエンジニアコーポレイションを子会社化 環太平洋地域の米軍基地へ事業展開

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  • 2016年8月5日

工場への人材派遣を行うアウトソーシング【2427】は、日本国内の米軍基地を中心に空調・電気工事サービスなどを手掛けるアメリカンエンジニアコーポレイション(以下「AEC」)の発行済株式の100%を取得し、子会社化することについて基本合意書を締結すると発表した。なお、取得価額は8100百万円。

アウトソーシングは、メーカーの生産効率の向上を目的とした製造系アウトソーシング事業を展開しているが、同事業は環境変化の影響を受け易いビジネスである。昨今の雇用情勢の変化に合わせ、アウトソーシングでは、今後の成長が見込める、製造とサイクルが異なる分野や、環境変化の影響を受けにくい分野の事業へグローバルに進出拡大することで、グループにおける製造系アウトソーシング事業の構成比率を下げて固定人件費のリスクを軽減する戦略を進めている。

その中で、最も景気変動の影響を受けにくい事業の一つとして、国内米軍基地における福利厚生施設の運営等のアウトソーシング事業に進出、国内の各米軍基地への展開に加えて環太平洋地区への事業展開を強化するとともに、はるかに市場の大きい米軍基地内の軍事施設の改修・メンテナンス業務への進出を図っている。

一方AECは、日本国内の米軍基地を中心に、空調・電気工事サービスに加えて軍事施設の保守・保全サービスを提供、また、沖縄、東京、三沢、岩国、佐世保の5拠点に展開する前述のサービスに付随して、自社で対応した工事案件における工事後のアフターサービスを併せて提供しているため、今後の工事対応実績に応じた安定したアフターサービスの取引拡大も期待できる。また、米軍での採用実績がある空調・電気設備の製品・部品の独自調達ルートによる優位性を有している。

アウトソーシングは、今回の子会社化により、景気や環境変化に影響を受けにくい国内米軍基地向け事業展開を加速し、既に参入している米軍基地向け人材サービス事業と連携することによりさらなる事業基盤の強化を進め、米国法人である強みを活かし、環太平洋地域の米軍基地への事業展開を加速したい考え。