M&Aニュース検索

TDK、子会社EPCOSがTronicsに対しTOB実施 センサ事業の更なる発展へ

  • 3
  • 2016年8月3日

電子部品・機器メーカーであるTDK【6762】は、TDKの完全子会社でドイツのミュンヘンに本社を構える、電子部品、モジュールおよびシステム製造の大手であるEPCOS AG(以下「EPCOS」)が、フランスでMEMSの設計から量産を行うTronicsの全ての上場登録株式を、一株当たり13.20ユーロ(1494円)で買い付ける株式公開買付けを開始することについて合意したと発表した。なお、Tronicsの監査役会は全会一致で本公開買付けに賛同の意見を表明している。

Tronicsは、1997年創業で、MEMS(微小電気機械システム)の設計から量産を行っている。デバイスの小型化が進むなか、MEMS技術はセンサ市場で一段と重要性が増しており、MEMS技術は一つのパッケージに複数のセンサ機能が搭載された慣性センサソリューションを可能にする。同社は、ヨーロッパとアメリカにウエハの工場を、アジアにも拠点を持ち、三大陸にまたがって顧客サポートを行い、業界で最も広範囲にわたる技術ポートフォリオを提供している。

TDKは戦略的パートナーとの事業提携やM&Aを通じて、成長戦略製品の拡大を加速させており、なかでもセンサ事業の拡張はTDKの重要な戦略の一つである。今回、Tronicsを買収することによって、温度、圧力、磁気を含めたTDKの最先端のセンサ技術ポートフォリオを更に拡大することが可能となる。産業機器分野、自動車分野、ICT分野の慣性センサという成長市場において新しい機会を開くものとなり、TDKはそのセンサ事業を大きく発展させ、顧客に幅広いセンサソリューションを提供することを目指すもの。