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横河電機、シリコンバレーのベンチャー企業に資本参加 Industrial IoTによる価値創造の取組みを加速

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  • 2016年8月3日

工業計器・プロセス制御専業メーカーの横河電機【6841】は、フォグコンピューティングの先端技術をもつ米国のベンチャー企業であるFogHorn Systems, Inc.(以下「フォグホーンシステムズ」)に出資したと発表した。なお、出資額は91百万円(90万米ドル)。

クラウドコンピューティングの活用が広がり、膨大な機器がクラウドコンピュータに接続されていくなかで、クラウドへのデータの集中によるトラフィックの負荷増大やデータ処理の遅延が将来的に発生する可能性が指摘されている。この問題を解決する技術のひとつとして、クラウドコンピューティングを階層化した新しい概念であるフォグコンピューティングに注目が集まっている。

フォグホーンシステムズはシリコンバレーに本拠を置くベンチャー企業で、フォグコンピューティングを実現する中核ソフトウエアの開発に早くから着手し同分野の先端技術を有している。

横河電機は、制御事業において、現場のセンサから制御システム、製造実行システム、経営情報システムに至る幅広い領域で、顧客の操業効率の改善、資産の有効活用、安全性の向上などに貢献するソリューションを提供。この分野でもIndustrial IoTの活用が進んでいるが、ネットワークの末端においてリアルタイム処理や分散処理が可能なフォグコンピューティング技術は、制御分野でIndustrial IoTの活用範囲を大きく広げる可能性を持つ。

今回の資本参加により、プロセス制御やプラント運用に関する知識やノウハウをフォグホーンシステムズに提供しフォグコンピューティングの技術開発支援を行うとともに、同社からフォグコンピューティングの最先端の技術情報を入手する。将来的には、フォグコンピューティングを活用して自社のソリューションを充実させることを目指すもの。