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クスリのアオキ、株式交換により持株会社体制へ移行 グループの経営管理を強化

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北陸最大手のドラッグストアチェーンであるクスリのアオキ【3398】は、平成28年11月21日を効力発生日として、クスリのアオキホールディングス(以下「クスリのアオキHD」)を株式交換完全親会社、クスリのアオキを株式交換完全子会社とする株式交換を実施し、持株会社体制に移行すると発表した。株式交換の実施によりクスリのアオキ株式は上場廃止となるが、株主に新たに交付されるクスリのアオキHD株式については、クスリのアオキHDがテクニカル上場を申請し、平成28年11月21日の上場を予定しているため、実質的に株式の上場を維持する方針。

クスリのアオキ筆頭株主のクスリのアオキHDは、クスリのアオキ創業家の資産管理会社であり、平成28年6月30日に、有限会社二階堂より商号変更したもの。

クスリのアオキは、医薬品や化粧品を核商品としながら、日用雑貨、食品、小物衣料などの生活必需品をも重視した品揃えでドラッグストア事業を運営、北陸3県に172店舗、その他の地域に152店舗の直営店を展開し、平成28年5月期は、売上高1634億円、営業利益90億円、当期純利益65億円と増収増益となっている。

しかし、ドラッグストア業界は、厳しい出店競争や価格競争、M&Aによる業界再編に加え、平成21年の旧薬事法改正に伴い、他業種の参入によって競争環境が激化、経営環境は厳しさを増している。

このような状況の中、クスリのアオキは出店攻勢を加速させると共にドミナント経営を推進、さらなる成長を目指しす上で、今後、中長期的な企業価値向上を図り、持続的な成長を実現するためには、経営における意思決定の迅速化やM&A等を活用した事業規模の拡大を図る必要があり、そのための組織体制として、監督機能と業務執行機能を分離してグループ経営管理を強化することが必要であるとの観点から持株会社体制への移行を決定したもの。