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映画・ビデオ制作のフェローピクチャーズ、破産開始決定

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フェローピクチャーズは6月1日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には、若林眞弁護士(若林・渡邊法律事務所)が選任された。

フェローピクチャーズは昭和53年の創業、途中の休眠期間を経て平成13年に現商号に変更し事業を再開していた。映画プロデューサーとして著名な藤田社長が講師を務める映画専門学校において新人発掘オーディションなどを行うほか、劇場用映画の企画・制作および配給・宣伝、TVドラマ、CM、その他映像に関する企画・制作業務全般を行っていた。モントリオール世界映画祭国際批評家連盟賞および日本アカデミー賞最優秀賞受賞の「愛を乞う人」(平成10年公開)、「レディ・ジョーカー」(平成16年公開)、「さくらん」(平成19年公開)、「信さん・炭坑町のセレナーデ」(平成22年公開)などの企画・制作に携わっていた。

しかし、「信さん・炭坑町のセレナーデ」の制作費用が膨らみ、資金繰りは逼迫。ここ最近もヒット作には恵まれず、今回の措置となった。

帝国データバンクおよび東京商工リサーチによると、負債総額は申請時点で約2億3000万円。