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オムロン、北米子会社の全株式を米シュルンベルジェに譲渡 事業構造変革の一環として

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制御機器・FA(ファクトリーオートメーション)システム、電子部品などの製造を手掛けるオムロン【6645】は、北米の制御機器販売会社オムロン エレクトロニクス LLCの100%子会社である、オムロン オイルフィールド&マリーン(以下「OOM」)の全株式を、油田サービスの世界最大手であるシュルンベルジェに、米国時間2016年5月31日付で譲渡したと発表した。

オムロンは、独自のセンシング&コントロール技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開、今では全世界で約38000名の社員を擁し、110を超える国や地域で商品・サービスを提供している。

その中で、OOMは、北米のオイル・ガス業界において、掘削機向けインバーター制御システムで高い市場シェアを持ち、オイル掘削事業者を主たる顧客として事業運営を行ってきた。

オムロンでは、ポートフォリオマネジメント強化による事業構造の変革を進めるなか、制御機器事業においても、ターゲット業界にフォーカスすることによる新たな価値の提供に向けて、事業ポートフォリオの見直しを進めてきた。

シュルンベルジェは、石油とガスの開発プロセス全てにわたり、掘削から生産まで業界でもっとも幅広い製品とサービスを提供しており、オイル掘削機向け制御システム事業を取り込むことで、既存事業との高い相乗効果が期待できるシュルンベルジェへOOMの全株式を譲渡することを決定したもの。

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