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三次元メディア、産業革新機構など3社を引受先とした第三者割当増資実施 技術開発と販売体制の強化へ

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  • 2016年5月30日

世界初の3Dロボットビジョンシステムを開発・販売する三次元メディアは、産業革新機構(以下「INCJ」)と、スパークス・グループ(以下「スパークス」)【8739】の運営するファンド、及び三菱UFJキャピタルを引受先とした第三者割当増資を実施すると発表した。なお、各社の出資価額は、INCJが8億円、スパークスが2.5億円、三菱UFJキャピタルが5000万円。

工場の生産現場で、ばら積みされた加工対象物から一つずつピッキングする作業(ばら積みピッキング)は、これまで、既定の動きしかできないロボットでは対応できず、人手に頼らざるを得なかったが、単純作業で労働負荷が高いことから、ロボットによる自動化へのニーズは長年高まっていた。さらに、新興国における労働単価の上昇や製品ライフサイクルの短縮化による多品種・少量化に伴い、ばら積みピッキングの自動化ニーズは、今後より一層高まる傾向にあるという。

立命館大学発の第1号ベンチャーである三次元メディアは、2011年に世界で初めて産業用ロボットに取り付ける、3Dロボットビジョンシステム「TVS1.0」を開発・発売、世界初の「ばら積みピッキング」の自動化を実現した。このシステムは改良を重ね、2016年3月現在、自動車業界や電機業界など産業界における販売台数は累計で130台超、生産ラインで実稼働している台数も30台を超え、急速に増加している。

出資の3社は、三次元メディアが提供するシステムが、労働者不足への対応や製造業の生産性向上・効率化に貢献できること、ユーザーニーズが高く、今後の市場拡大が予測できることなどから、今回の出資を決定したもの。

三次元メディアは、今回の出資を活用して量産化に向けた更なる技術開発および販売体制の強化を目指す考え。