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トクヤマ、第三者割当増資により資金調達 財務基盤強化へ

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  • 2016年5月16日

化成品などを製造するトクヤマ【4043】は、ジャパン・インダストリアル・ソリューションズが運営するファンドを引受先とした第三者割当増資を実施すると発表した。なお、この第三者割当増資による調達金額は、20000百万円。

トクヤマは、化成品部門・特殊品部門、セメント部門・ライフアメニティー部門の4つのセグメントで事業を展開しており、中でも特殊品の電子材料事業として、トクヤママレーシアでの多結晶シリコン事業の拡大を推進してきた。

しかし、半導体向けグレードでは品質・生産安定性が確保出来なかったことにより、また太陽電池向けグレードでは多結晶シリコン市況の下落による事業環境の悪化に伴い、投資回収性を検討した結果それぞれ多額の減損損失を計上、連結純資産の大幅な減少、自己資本比率の低下を招いていた。

取引先等ステークホルダーから早期に信頼の回復を獲得するためには、毀損した自己資本を増強し、財務基盤を強化することが急務であると考え、資本増強と事業の拡大、成長のための一定規模の必要額を出資できる引受先として、ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ第壱号投資事業有限責任組合を選定し、総額20000百万円のA種種類株式を発行するもの。

調達した資金の使途は、先端材料拡販に向けた設備投資、徳山製造所競争力強化のための合理化投資、M&A戦略的投資に係る必要資金とし、これによりトクヤマグループの収益基盤の強化、ひいては長期的な株主価値向上に資するとの考え。