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SJI、テックビューロへ出資&業務提携 フィンテック戦略の強化へ

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  • 2016年5月10日

情報サービス事業を展開するSJグループの持株会社であるSJI【2315】は、ビットコインなどの暗号通貨を取り扱う為替APIの提供やビットコイン取引所を運営するテックビューロとの業務提携、および、テックビューロが第三者割当増資により発行するA種優先株式を引き受けると発表した。なお、取得価額は約50百万円。

テックビューロは、暗号通貨技術とブロックチェーン技術に基づいたソフトウェアとサービスを開発しているクリプト・フィンテック・ラボである。ビットコインを含む暗号通貨の為替取引プラットフォーム「Zaif」やプライベート・ブロックチェーン基盤ソフトウェア「mijin」などを提供している。先日、第三者実証実験により、「mijin」の銀行における勘定システムへの適用性が証明され、実装の実現後は「mijin」のパッケージライセンスの販売が同社の中核事業となることが見込まれている。

国内唯一のプライベート・ブロックチェーン構築プラットフォームである「mijin」は、金融関連以外にも幅広いビジネス領域に適応可能であり、今後ますます、同プラットフォームを利用した実証実験のニーズが高まることが予想される。

SJIは、フィンテック分野を戦略的注力領域と位置付け、特に重要な要因としてブロックチェーン技術に注目してきた中で、「mijin」の実証実験に参加を予定する企業に対する技術サポートサービスに需要があると考え、金融機関向けのシステム開発で40年以上の実績を持ち、これまで蓄積してきた金融システムに対するノウハウを持つSJIが、テックビューロの全面的なパートナーとして、システムの導入からサポート、関連システムの開発を行うことをテックビューロに提案し、業務提携に至ったもの。

またSJIは、フィスコ・コインへ出資を行い、フィスコ・コインの事業にかかるシステム開発を担っているが、その後、フィスコはテックビューロと業務提携を行い、テックビューロの「Zaif」取引所からシステム基盤の提供を受けることを発表している。システムの導入にあたってSJIはテックビューロおよびフィスコ・コインとの連携により、カスタマイズの開発に携わることになり、SJIは開発収益とともに、取引所システムのノウハウを獲得していくことになる。