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Jトラスト、インドネシアのマヤパダ銀行の株式を売却 次なる戦略投資に備える

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国内外で金融事業などを行うグループの持株会社であるJトラスト【8508】は、連結子会社であるJTRUST ASIA PTE LTD.(以下「Jトラストアジア」)が、同社が保有するPT Bank Mayapada International Tbk.(以下「マヤパダ銀行」)の全ての株式を売却すると発表した。なお、売却価額は約7264百万円(8720万シンガポールドル)。

Jトラストは、インドネシアにおいて、総合的なリテール金融サービスの提供を行っていくことを目的として、マヤパダ銀行とリテール・ファイナンス分野で業務提携を行うこととし、2013年12月に資本業務提携契約を締結した。Jトラストグループが保有する優れたノウハウを移転することにより、マヤパダ銀行における消費者ローン事業およびクレジットカード事業・リース事業分野において、大きな事業シナジーを発揮し、スピーディーな事業拡大を共に目指してきた。

しかしながら、2015年1月のKCカードブランドの売却に伴い、Jトラストグループにおけるクレジットカード事業が大幅に縮小したことにより、当初目的の一つとしていた同事業における業務提携は事実上終了していることや、2014年11月にインドネシアの商業銀行PT Bank Mutiara Tbk.の株式を取得し、連結子会社としたことで、Jトラストグループ内でインドネシアでの銀行業が可能になったこと、加えて、十分に利益が出る購入価格の提示を受けたため、キャピタルゲインを得たうえで手元流動性を確保し、次なる戦略投資に備えることを目的として、今回の株式売却を行ったもの。