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日本製罐、新生製缶を子会社化 長期的な競争力強化へ

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金属缶メーカーの日本製罐【5905】は、新生製缶の株式をJFEコンテイナー及び伊藤忠丸紅鉄鋼からの譲渡により取得し、新生製缶を子会社化すると発表した。なお、取得価額は212百万円。

日本製罐は、平成14年4月に川鉄コンテイナー(現 JFEコンテイナー)と業界の枠組みを超えた包括業務提携を締結し、その包括業務提携を進める形で、平成24年4月各社グループの関西地区における18リットル缶事業会社であるJFE製缶と太陽製罐の経営統合を行った。また、平成25年3月には両社の合併により、新生製缶が誕生し、生産設備を集約することによって、合理化を進めてきた。

しかしながら、18リットル缶業界は、顧客の生産拠点の海外移転や代替容器(樹脂、紙ほか)への変更等により継続的に需要が減少している中、関西地区には新たな新工場が立ち上がるなど現在も同業者が熾烈な競争を続けており、引き続き厳しい経営環境が続いている。

このような経営環境認識のもと、日本製罐が新生製缶を子会社化し、主体性をもって経営に関与することで業界に対するプレゼンスを高め、日本製罐が長年培ってきた製缶技術を生かしながら、多様化した顧客ニーズへの柔軟な対応を行っていくことが、長期的な競争力の強化につながると判断したもの。