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クレアHD、持分法適用関連会社のジパングを譲渡 支援終了へ

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建設事業・不動産事業・投資事業・オートモービル事業を手掛けるクレアホールディングス(以下「クレアHD」)は持分法適用関連会社ジパングの株式を譲渡し、持分法適用関連会社から除外すると発表した。

クレアHDは平成27年12月に金鉱山運用管理、金生産並びに探鉱を行うジパングの資本と資金のパートナーとして同社の再興と再生を支援し共に成長を遂げるべく、資本引受を通した関連会社化を行った。

ジパングは平成28年3月期第一四半期に債務超過となったものの、平成24年3月期から平成26年3月期にかけて3期連続で経常利益及び最終利益を創出しており、新たな鉱山開発に係わる設備投資資金を獲得することができれば健全に事業運営ができる能力を備えているものとクレアHDは判断したが、ジパングが債務超過の状態から速やかに脱するためには、財政健全化への取り組みとして同社自身が実行するとしている同社主要株主であるブルパレスコーポレーションとの金融債権放棄に係わる協議、及び同社役職員の未払報酬金に係わる労働債権放棄等の協議を早期に推し進めることが重要として、双方がこれら取り組みの実行に係わる協議を重ねてきた。

平成28 年2月初旬にジパングよりこれら取り組みを一部実行したとの開示がなされ、金鉱山事業の再興と再生の途についたと思われるものの、金融債権放棄等の実行に時間を要しており、短期間での財政状況の健全化は難しく、また、将来に亘る金価格動向に係わるクレアHDの知見も十分でなく、ジパングが新たに株式を取得したカナダの金鉱山会社にて継続的且つ健全に金の生産を進める上で必要とされる経営資源を、クレアHDが支援を続けることは実行上困難であると判断し、取得した同社株式を譲渡し、持分法適用関連会社から除外することとなったもの。