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鞄・雨具卸の山一、自己破産申請へ

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  • 2016年3月8日

山一は3月4日、名古屋地裁への破産手続きを小川晶露弁護士(さくら国際特許法律事務所)に一任した。

山一は明治17年3月創業、洋傘・雨具卸のマルト長谷川を源流とし、昭和20年10月創業の旧:山一を平成26年11月に吸収合併して商号変更。以降、スーツケースやカジュアルバッグ、ビジネスバッグの他、傘やレインコートなどの卸売を手掛けてきた。

自社ブランド「actus color’s」を主力とし、中国の業者で製造した商品を展開。女優や有名サッカー選手を起用した広告で知名度を向上させる戦略で、百貨店、量販店やディスカウントストアへと販路を伸ばしていった結果、27年10月には約48億円の売上高を計上した。

しかし、合併直前のマルト長谷川は度重なるデリバティブ関連の損失計上で債務超過となっていたうえ、円安による仕入コストの増大から十分な利益を残せず、借入金の返済負担は重荷となり、2月29日に資金ショートを起こすと同時に事業を停止していた。

東京商工リサーチによると、負債総額は金融債務を中心に28億3,786万円(平成27年10月期決算時点)だが、変動の可能性もある。